家族滞在のポイント

calendar-icon 2024/05/02

在留資格「家族滞在」は、日本で働く外国人の配偶者や子供が取得できるビザです。ただし、取得できるのは特定の就助ビザを持つ者の家族だけで、親や祖父母を呼び寄せることはできません。家族滞在ビザを取得するためには、以下の3つのポイントが重要です。

結婚が法律上有効に成立していること(配偶者の場合)。内縁関係や婚約状態は認められず、結婚は日本でも外国でも成立していれば有効です。

扶養する能力があり、受ける意思があること。この条件の基準ははっきりしておらず、家族の人数や資産の状況等により変動します。なお、家族滞在ビザ保持者は「資格外活動許可」を得れば週28時間までのアルバイトが可能ですが、年収130万円を超えると更新が困難になる場合もあります。

同居していること。これは特に夫婦の場合に重要で、同居していない場合は事情を説明する必要があります。

また、留学生が結婚し、新卒で就職する場合に配偶者の在留資格を留学から家族滞在へ変更することも可能です。ただし、留学から就労ビザへの変更が許可され、初任給でも家族が生活できるだけの収入があることが必要条件です。

木本佑史(RakuVisa行政書士事務所)

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