RakuVisa Academy連携:日本語学習のアカウント発行から進捗確認まで

calendar-icon 2026.10.07

RakuVisa の「就労前のデータ一覧」「就労中のデータ一覧」から、外国人本人の RakuVisa Academy の学習アカウントを発行し、本人への案内から学習状況の確認までを続けて行えるようになりました。登録支援機関の画面と、所属機関(受入企業)の画面のどちらでも使えます。

これまで「特定技能外国人の管理機能」で日本語学習用の教材をご案内してきましたが、今回の連携で、誰にアカウントを渡したか、本人がログインしているか、どのくらい学習しているかを、在留や支援の状況と同じ一覧で見られます。以下、連携の手順、画面で確認できる項目、学習レポートの使い方の順にご紹介します。

日本語学習の支援が求められる場面

特定技能1号の外国人を受け入れる場合、1号特定技能外国人支援計画には義務的支援が10項目あり、その6番目が日本語学習の機会の提供です。出入国在留管理庁は、この支援の例として「日本語教室等の入学案内、日本語学習教材の情報提供等」を挙げています。

在留資格を問わない動きもあります。厚生労働省の「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針」が2026年5月29日の告示(厚生労働省告示第227号)で改正され、2026年6月14日から、事業主はその雇用する外国人労働者と家族に対する日本語学習の機会の提供その他の支援に努めることとされました。

現場では、次のような声をよく伺います。

「教材のURLは本人に送ったけれど、その後使っているのかが分からない」

案内しただけで終わらせず、本人がログインしたか、学習が止まっていないかを見て声をかけられるようにすることが、今回の連携のねらいです。

Academy連携でできること

できること画面・ボタン登録支援機関所属機関
学習アカウントの発行就労前・就労中のデータ一覧の「連携する」○○
本人へのログイン情報の案内(メール/手動)「連携済み」→「Academy利用情報」○○
受講区分(特定技能の試験対策コース)の設定一覧の「受講区分」列○○
学習時間・模試・JOT の確認一覧の「学習サマリー」列○○
所属機関ごと・月ごとの学習レポート一覧上部の「学習レポート」○―

外国人本人は、発行されたログインIDとパスワードで RakuVisa Academy にログインし、単語や読解のドリル、模試で学習します。表示言語は多言語に対応しており、日本語が苦手な段階でも自分で進められるようにしています。

連携の手順

  1. 一覧で「連携する」を押す:就労前または就労中のデータ一覧の「Academy利用」列に、未連携の人は「連携する」ボタンが出ます。就労前の一覧からも連携できるので、働き始める前から学習を始めてもらえます。
  2. 学習プランを選ぶ:学習プランが未設定の人は、先に「学習プランの設定」が開きます。「セルフ学習(教材・JOT・模試)」を選んで「保存して連携する」を押すと、そのまま連携まで進みます。
  3. 本人に案内する:連携が終わると、その場で新しいパスワードが一度だけ表示されます。面談中などで本人に直接伝えられるなら、ここで伝えます。一覧の表示は「連携済み」になり、押すと「Academy利用情報」が開きます。メールで案内したいときは、ここから送ります(次の節で説明します)。
  4. 受講区分を設定する:「受講区分」列で、特定技能の試験対策コースの区分を選びます。変更すると、本人の画面に表示される教材が切り替わります。「指定なし」で解除できます。
  5. 学習状況を見る:「学習サマリー」列で、学習の進み具合を確認します。

操作できるのは、自社の外国人本人のうち、就労前または就労中の人です。担当範囲が限られている権限の方は、担当している人(と所属機関が未定の人)が対象になります。経理担当者の権限では、連携や案内の操作はできず、一覧で連携の有無と学習状況を見るだけになります。

本人への案内は2通り

方法しくみ向いている場面
本人へメールで案内(「メール案内を送信」)ログイン情報がシステムから本人へ直接送られ、担当者の画面にはパスワードが表示されない。送る前に「メール内容を確認」で文面を確かめられる本人のメールアドレスを登録済みのとき。送るとパスワードが発行し直され、連携のときに表示されたパスワードは使えなくなる
手動で案内(「新しいパスワードを表示」)新しいパスワードを発行し、画面に一度だけ表示する。閉じると再表示できない面談の場で一緒にログインするとき、メールアドレスが未登録のとき

「Academy利用情報」には、利用状態、AcademyログインURL、ログインID、初回と最終の Academy ログイン日時も表示されます。アカウントを渡したのに初回ログイン日時が空のままなら、本人がまだ入れていないサインです。定期面談のときに一緒にログインしてみると、つまずきをその場で解消できます。

⚠ 注意:手動で案内したパスワードは、画面を閉じると再表示できません。チャットの共有スレッドに貼るなど、本人以外の目に触れる伝え方は避けてください。本人が忘れたときは、「Academy利用情報」の「新しいパスワードを表示」で発行し直せます(前のパスワードは使えなくなります)。

学習サマリーで見られること

一覧の「学習サマリー」列には、一人ひとりの学習状況がまとめて表示されます。

  • 累計の学習時間:100時間を目安にした進み具合がバーと割合で表示されます。
  • 当月の学習時間:今月どれだけ学習したか。
  • 最終学習日:最後に学習した日。14日以上あいていると「n 日間学習なし」と表示されます。
  • 模試:直近の模試の点数(250点満点に換算)と、「合格圏」「あと少し」「要対策」の目安。
  • JOT:ランクと、前回からの上がり下がり。

一覧の同じ行に在留や支援の状況も並んでいるので、たとえば「更新が近いのに学習が2週間止まっている人」を一目で見つけ、面談で声をかけるといった使い方ができます。模試の判定は学習の目安として表示しているもので、試験の合否を示すものではありません。

学習レポートを受入企業との共有に使う

登録支援機関の画面では、就労前・就労中のデータ一覧の上部にある「学習レポート」から、所属機関と対象月を選んでレポートを表示できます。「印刷 / PDF出力」から、ブラウザの機能でPDFとして保存できます。学習レポートは当面無料でご提供しています。

区分載る項目
当月サマリー学習者数、総学習時間(当月)、JOT受験者数、会話力向上者数
受講生別の明細学習時間(当月)、JOTランク推移、模試、コメント

受入企業への月次の報告や、定期面談の前の打ち合わせ資料として、そのまま使える形にしています。

受入れの段階ごとの使い方の例

段階使う画面・操作ねらい
就労前就労前のデータ一覧で「連携する」、受講区分を設定働き始める前から、仕事に関わる分野の教材に触れてもらう
就労開始直後「Academy利用情報」の初回ログイン日時を確認アカウントを渡しただけで終わっていないかを確かめ、入れていなければ一緒にログインする
毎月学習サマリーの「n 日間学習なし」、学習レポート学習が止まっている人に声をかけ、受入企業と状況を共有する
定期面談の前学習サマリーの模試・JOT面談で学習の進み具合や次の目標を話題にする材料にする

登録支援機関と受入企業の両方が同じ外国人の学習状況を見られるので、「学習の声かけは誰がするか」をあらかじめ決めておくと、連絡の重複や抜けを防げます。

支援の記録とのつながり

登録支援機関の就労中のデータ一覧では、「支援進捗」の欄に義務的支援10項目の実施状況が表示されます。このうち「⑥日本語学習」は、Academy と連携しているかどうかで表示が切り替わります。どの外国人にまだ学習の機会を案内できていないかを、ほかの支援項目と並べて確認できます。

なお、支援計画にどのような日本語学習の支援を書き、どう実施するかは、受入れの状況に応じて所属機関・登録支援機関で決めるものです。Academy の連携は、その実施と記録を進めやすくするための道具として位置づけてください。

よくある質問

Q1. 本人は RakuVisa のアカウントでそのまま Academy に入れますか?

いいえ。Academy には、連携のときに発行されるログインIDとパスワードで入ります。AcademyログインURLとログインIDは「Academy利用情報」でいつでも確認できます。

Q2. 本人のメールアドレスを登録していません。

メールでの案内は使えないため、「手動で案内」から新しいパスワードを表示して伝えてください。メールアドレスを登録すれば、あとからメールでの案内も使えます。

Q3. 受講区分は後から変えられますか?

変えられます。「受講区分」列から選び直すと、本人の画面に出る教材が切り替わります。「指定なし」にすれば区分を外せます。

Q4. 何人分までアカウントを発行できますか?

学習用アカウントは、自社の外国人本人(就労前・就労中)について自由に発行いただけます。トライアル期間中も RakuVisa Academy をお使いいただけます。

はじめる前に確認したい4点

  1. 連携する外国人本人のメールアドレスが登録されているか(メールで案内するなら必要)
  2. 受講してもらう特定技能の試験対策コースの区分
  3. 本人がログインできたかを確かめる場面(入国後の生活オリエンテーションや最初の定期面談など)
  4. 学習レポートを受入企業と共有する頻度と方法

参考(公的情報)


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